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アニメーションでは、アメリカのカートゥーンと呼ばれる劇場用短編作品が多く作られたジャンルにおいて、人気キャラクターを俳優に見立てて、その出演作が製作された。例えば、トムとジェリーは中世の騎士、西部開拓時代の保安官、宇宙飛行士などを演じるエピソードがある。また、主演シリーズを持つドナルドダックが、ミッキーマウス主演作品に客演を行なったりといった具合である。これは、アニメキャラクターは俳優であり、主演映画シリーズを持っているという点で、興行分野におけるスターシステムと共通するものであった。 日本にも同様な例がある。オリジナルビデオアニメを中心としたメディアミックス作品『天地無用!』に登場していた脇役キャラクターに人気が出たために、そのキャラクターを主人公にした別個の作品『魔法少女プリティサミー』が制作された。このキャラクターの場合、この1作のみに終わったが、作品人気による続編や世界観を共通するサイドストーリーとも異なり、キャラクターを俳優に見立てたスターシステムに基づいた企画である。 漫画では、作品によって名前は違うが多くの作品に同じ特徴の人物を使う場合と、名前や特徴なども固定されている人物を使う場合の二種類があり、手塚治虫が両方を多くの漫画作品で用いたことで知られる(前者としてハム・エッグ、アセチレン・ランプ、ロック、ヒゲオヤジなど。後者としてヒョウタンツギ、スパイダーなどがある)。藤子不二雄や石ノ森章太郎、永井豪、吾妻ひでお、とり・みき、西岸良平、黒田硫黄など、短編作品を多く手がける漫画家がスターシステムを使うケースが多い。永井豪の手がける作品に登場するキャラクターは、作品を「番組」と呼び、登場することを「出演する」とまで言っている。これも、スターシステムを意識してのことであると考えられる。また、後者としてはこれ以外に藤子不二雄の作品には小池さんや神成さん、ゴンスケと呼ばれるキャラクターが、藤子不二雄A名義、藤子・F・不二雄名義を問わずに数多く登場することで知られている。 サンライズのアニメーション作品『舞-HiME』シリーズがスターシステムを採用、第1作に登場したキャラクターの設定を変えて第2作、3作に登場させる、という手法をとっている。またCLAMPの漫画『ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-』でも、CLAMPによる他の作品のキャラクターを多数登場させており、これもスターシステムととらえることができよう。これ以外に最近の漫画家としては野中英次なども多用している。
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